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  • 執筆者の写真新住職

「家婚」この時代にぴったり?!

きょう(2/27)付けの山口県内で発行されている各紙の折り込みチラシをご覧ください。たぶん、次のような折り込み広告が入っているはずです。


今では冠婚葬祭は商業化され、手作りだけど厳かな儀礼というものは減少してしまいましたが、もともとは結婚式もお葬式も、人生の節目ふしめの大事な儀礼は、自宅に縁ある大切なお客さまや僧侶などを招いて、営んでいました。


コロナが広がっているいま、結婚式等の大切な儀礼を断念した方も多いと伺います(実際に、私の縁ある方も、多くが中止・延期されたりしています)。

家婚は、小規模ですが、そうしたコロナに対応できる部分もあるかもしれません。また、費用も、式場よりも少なく住む場合が多いです。そしてなにより、いのちのつながりの中で、生まれ育った家、またはこれから暮らしていく家で、そのご縁を大切にしながら気持ちを新たにする式を、手作りで執り行うことが出来ます。


「暁雲寺では対応できますか」という質問をいただくことがあります。

できます。暁雲寺は、先代の住職から仏前結婚式は盛んに行っていました。

現在も、2件ほどのご相談をうけ、計画が進んでいます。

1件目はお寺で讃美歌音楽形式を、2件目は式場のチャペルで(スーツの上に法衣を着てキリスト教の神父さんみたいな感じになります)、ご本人と相談しながら、計画を進めています。


いのちのつながりの中で「おめでとう」「ありがとう」という思いを持つ場は、手を合わせることが出来る場所ならどこでも、いつでも、どのような形でも実施できます。

人生の大切な節目、コロナの制約は日々の生活において確かに重たいものがありますが、発想転換の機会となって、いろいろなカタチを模索するきっかけとなるかもしれません。

今だからこそ、そうしたところで、お寺もお役に立てることがあるのかもしれないと感じています。

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