すみません、「◎」とは天気図に描かれた台風のことです。
貿易風で西方向に移動した台風が、今度は偏西風に乗って北東方向へ。
珍しいルートで、しかも強く、長寿命の台風でしたね。
山口県にも強い勢力のまま、接近してくる…という予報で。
ということで、新坊守がかねてからストックしてくれていた養生テープで、前日から台風対策。お寺のガラスは耐久性があまりなさそうなので、割れても飛散が激しくならないよう、ひたすらぺたぺた。子どもたちにも手伝ったもらい、ぺたぺた。
結果、本堂は外から見ると、養生テープで「×」「×」「×」に。
夜中、すごかったですね。
一晩中…という感じではなかったですが、吹くときは、うなるような轟音で。
朝起きてすぐに見回ると、境内の銀杏はギンナンがたくさん落ちていました。
裏側の竹やぶでは、新旧の竹が何本も倒れたり、折れたりしていました。
ただ、それ以外の目立ったダメージはなく、午後には、無事養生テープも剥がすことが出来ました。同じタイミングで、少しずつセミの声も戻ってきました。台風が接近していたときは、雨はあまりなかったのですが、セミは何かを感じて警戒していたのでしょうか。
カエルやセミ、虫の声で賑やかな境内周辺は、「無音」。生き物たちは、天気図や気象情報を見ることはできないのに、台風の状況をしっかりと感じ取れているのでしょうね。
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