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執筆者の写真新住職

御正忌報恩講を無事勤め上げることができました

1月15日(土)昼・夜~16日(日)の3回に分けて、浄土真宗で最も大切な行事である「御正忌報恩講」を無事勤め上げることができました。


本来は14日も含めた4回の予定でしたが、山口県を含めて全国的に新型コロナウイルスオミクロン株の感染が急に拡大したため、日程や内容を変更しての実施となりました。


ご門徒の総代さん方や世話人さん、お花教室のみなさん等には、1月最初の三連休から、境内や本堂・会館の整備、仏具のおみがき、お餅つきとお荘厳(おかざり)、仏花のいけばな、買い出しやお弁当、お菓子などの仕込み等々、お忙しい中にたいへんよくしていただき、おかげさまで厳かかつ華やかな雰囲気で挙行できました。15日には、英国の方が報恩講を見学に来られたのですが、「この精進料理はおいしい!おかわりください」「このお荘厳は、あなたが一人で頑張ったのですか?(「いいえ、みなさんのおかげで、毎年守り続けてこれています」と回答すると)すごく感動します。ただキレイというだけでなく、そのうしめにみなさんで作り上げるというのが心を打ちます」「いろいろな地元のひとがお互いに話しをする機会になっていますね」「親しみやすい宗教行事に構成されていて、退屈ではなく興味津々でした」など感想を話され、改めて、暁雲寺の報恩講の意味を、新鮮にとらえ直させて頂くものでした。

多くの方のおかげさまで立派にお荘厳されたお内陣


今年は、もちろん伝統も大切にしていますが、新しいこともチャレンジしました。

15日昼は、想定よりも多くの方がお参りしてくださいました。たいへんありがたいことで、お参りいただくことが、私たちの励みになります。ただ、今年は、気になるのが感染症対策。今回は、事前に「一定数を超えたら、2会場分散」としました。昨年、放送機器を新調して頂き、本堂と会館のどちらも双方向で音声や伴奏を共有できるようにし、本堂に新住職とお参りされた方、会館に前住職とお参りされた方が入り、同時進行でオルガンの伴奏付きのお勤めをしました。その後、本堂では新住職の法話、会館では前住職の法話(の予定でしたが、前住職が体調を崩したため、ご講師として急遽寺田教昭師に対応をお願いしました)があり、「密」への対応をすることができました。

15日夜の大逮夜、16日朝の御満座の法要も、無事勤め上げることが出来ました。

間隔をあけて実施されました

16日朝の御満座法要のようす(15日は誰も撮影しておらず…すみません)


例年、報恩講のあとは、「お斎(おとき)」を、みなさんでご一緒し、親鸞聖人のことを話したり、身近な話しをしたりしながら過ごします(英国から来られた方は、「お斎」という考え方はすばらしいと思う。コロナがなければ同席したかった…と話されていました。)が、今年は大勢で食事をすることはできませんので、15日昼は精進料理のお弁当を、夜はあん餅と果物、16日はおはぎ等をお持ち帰りいただきました。

お肉やお魚などを用いずに作られた御精進仕立てのお弁当



この御正忌報恩講をもって、日頃からお寺の世話をしていただいたり、行事などを運営して頂く執行機関の総代会のみなさんの任期が満了しました。新住職にとっては、最初の総代さん方ということで、温かくまた力強くお寺を支えていただき、たいへん心強いものがあり、その分寂しくもあります。4年間、たいへんお世話になりました。また、どうぞ今後とも、よろしくお願いいたします。

任期を満了された「第二十世第1期総代会」のみなさん

(プライバシーの関係でぼかしを入れています)


多くの方に支えて頂き、多くの方にお参り、力添えいただき、今年も無事御正忌報恩講を終えることが出来ました。

今回のご縁、たいへん、ありがとうございました。



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