きょうは、朝からよく冷えました。霜がバリバリでした。
きょうのお寺は、新旧住職ともにそれぞれ比較的動きがある一日でした。
そのうち、新住職は、ご門徒さんのお宅が新たに建て変わり、工務店さんから鍵の引き渡しが行われた直後のタイミングで、入仏式と竣工式のご縁に呼んでいただきました。
実は、きょうお伺いしたお宅は、わたしが住む建物を建ててくださった地元の工務店さんが施工されたもので、随所に工務店さんの工夫と力を込めたぞ…という、気持ちを感じ取ることが出来ました。
お住まいになる方も、何もかも初めて。そんな真新しいお宅で、お祝いの法要をさせていただきました。
なかでも「ありがたいな」と感じたのが、御仏間の様子でした。すべて真新しいお宅ですが、お仏壇は代々のものを引き継がれ、以前のとおりの阿弥陀さまがおられました。
阿弥陀さまは、過去・現在・未来のすべての「いのち」のつながりを象徴した存在です。つまり、これまでにご縁のあったすべての「いのち」に見守られながら、新しい家で新しい生活を始められ、これからも日々を振返りつつ感謝のうちに過ごしていかれるんだな…、と改めて感じさせていただくご縁でした。
仏教って、法事と葬式だけ…と思われるかもしれませんが、仏=真実の生き方にめざめること、をさします。生きる私たちのためにこそある、そういった意味では、人生の節目ふしめ、日々のすべてが仏教的な生き方のなかにあります。
きょうの、入仏式(お仏壇を改めてお迎えできたことを喜びとする式)と竣工式(阿弥陀さまのお慈悲のもとで家族が新居で改めて新しいスタートをきれたことを喜びとする式)は、私にとっても大変感慨の深いお式となりました。
深いご縁をいただき、ありがとうございました。
そして、おめでとうございます。
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