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  • 執筆者の写真新住職

親鸞さまに出遇えたような…(京都国立博物館「親鸞展」に行きました)

今年のゴールデンウィークは5連休?の人も多いかと思います。

新住職は、連休の最初の2日は京都市に用事がありました。

今、京都では街中に「親鸞展」のポスターが貼られています。


新住職も「親鸞展」に(むしろこれが京都訪問の本命かも)。

この「親鸞展」は、京都国立博物館が主催し、浄土真宗本願寺派や大谷派、高田派など十派で構成する「真宗教団連合」が協力する形で5/21まで開催されています。

今年は、親鸞聖人のご誕生850年、浄土真宗の根本聖典である教行信証が書かれ浄土真宗が成立して800年の節目を迎えることを記念して、十派が協力して、各派と所属寺院がもつ親鸞聖人ゆかりのものを総出展しました。初めての試みだそうです。

それにしても、これほど親鸞聖人やご縁のある方の本物の書物等が残っているんですね。


出展されているものは、日によって多少の入れ替えがあるようです。

入ってすぐに、親鸞聖人がお書きになった「阿弥陀経」さまの写しが。

列に並んで間近で拝見。

「阿弥陀という今教えを説いている仏さまがおられる」という部分、「すべての命がまたいっしょに会えるところ」という部分など、いつもお勤めしているところですが・・・、

親鸞聖人が直接書かれた一文字一文字、どのような思いで書かれたのでしょうか。

そう感じながら文字を追っているとじ~んとしてきます。


写真でおみせしたいのですが、当然館内は撮影禁止。

おそらく著作権のこともあるので、法的に、ここでの転載はできないようです。

思い切って写真集も購入しましたので、お寺に見に来てください(笑)


今回は、親鸞さまが直接お書きになった「教行信証」(板東本)や、「西方指南抄」、「恩徳讃」などが展示されていました。

展示の一つひとつに感動がありましたが、新住職が一番心に残ったのが、最後の最後の展示スペース。


真っ暗なやや広い空間のおくに親鸞聖人の「鏡の御影」(よく教科書などに出てくる似絵風のもの)と、中央に親鸞聖人がお書きになった「南無阿弥陀仏」の御名号が。もちろんガラス越しですが、間近で拝見することができます。このときは、ちょうど新住職一人だけ。

親鸞聖人はどのような思いで書かれたのだろう、そして、きょう自分の目の前にこうして残るために、どれだけのご門徒さんが思いを寄せて守り抜いてきてくれたんだろう…。

よく見れば見るほど、胸を打ち目頭が熱くなり、視界がにじんでしまいました。


もう二度とお目にかかれないかも知れませんが、親鸞聖人と遇えたような、話せたような、手紙をもらったような、そういう大切な時間を過ごさせて頂きました。

きょうのことは一生忘れないだろうなぁ・・・。


京都国立博物館で5/21(親鸞聖人のお誕生日)まで。

お寺に割引券もあります(大量にもらってきました)ので、どうぞご利用ください。

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