(SDGs輪袈裟とSDGsバッジ)
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)をご存じでしょうか。最近は、テレビなどのメディアでも多く取り上げられるようになりました。企業や学校の取組として、すでに関わった方も多いかとおもいます。
これは、2015年に国際連合総会で「だれ一人取り残さない(No One Will Be Left Behind)」というスローガンのもと、世界で解決したい諸課題を17のカテゴリーに分けて、2030年までに解決したり改善したりしようというものです。個人/企業/宗教/国家などの枠を超えて各主体が、できることをできることから、しかし確実に進めようという取組です。
17のテーマは次のようなものがあります。
(国連日本広報センターサイトより)
浄土真宗本願寺派では、以前ご紹介したように「子どもたちの笑顔のために募金」など、特別の取組も行っていますが、「だれ一人取り残さない」という考え方じたいが、浄土真宗でご本尊としている阿弥陀さまのご本願(誓い/願い)そのものであり、わたしたちはその恩徳のもとで日々生かされていることになります。御同朋の社会を実現するために、私たちにできることを、日々考え、小さな一歩でも進む必要があります。
5月末の「本願寺新報」(浄土真宗の機関誌)では、小倉組(小倉地域の浄土真宗寺院連合)が本願寺の協力のもと、京都の法衣店と提携して、SDGs輪袈裟を作り始めたという記事がありました。輪袈裟は決して安いものではなく、暁雲寺には気軽に購入する余裕はないのですが、支払いしたお金の一部が「子どものための笑顔のために募金」に当てられ、また、輪袈裟も再生可能な糸を用いているということで、勇気を出して購入しました。夏法座で「カラフルな輪袈裟してるな~」とお気づきになった方もおられるかもしれませんね。新住職がつけていたあの輪袈裟です。
暁雲寺では、子どもたちの笑顔のために募金(本願寺派重点プロジェクト)、母子保護施設(「沙羅の木」)への募金など社会的取組を加速させるほか、ダーナ活動(仏教婦人会)なども継続して進めます。ご協力をよろしくお願いいたします。
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