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遷仏法要からいのちのつながりを感じるご縁に

きょうは、三連休の真ん中。

新住職は、午前中、ご門徒さんにお招きいただいて、遷仏法要を執り行わせていただきました。

これは、お仏壇やお墓の位置を変えたり移動させたりするときにご縁ある方々ととも、仏さまに日々のご恩のありがたさを改めて儀礼という形で示す式です。ほかの宗教・宗派では、「魂抜き」という儀礼が近いようですが、浄土真宗では霊魂という考え方はありませんので、少し意味合いは異なります。

ともあれ、だんだんと皆さんもご高齢になり、従来の場所にお参りすることが難しくなり、よりお参りしやすいところへ遷されることになりました。


遷仏法要は30分弱。竹の茂る静かな山中でお勤めをさせていただき、一つひとつのお墓にみなさんでお参りとご挨拶をされました。私も知っているお名前もあれば、はじめてお目に掛かるお名前も。


法要後に山を降りて御仏間で新しいお墓のことを伺っていると、その方の祖先のみなさんのお話しに。どこまで家系を遡れるのだろうとお話になられていましたので、お仏壇のある大切な法物を頼りに一緒に探してみませんか、と提案。みなさんで、何代も遡っていくうちに、私一人の命へこれほどの人が繋がってくれていたのか…と改めて痛感するご縁となりました。


お墓も、お仏壇も、私へとつづく命のつながりを感じるところ。

思わず、合掌。


下の写真は、この数日のお寺の様子です。ブログの話題とはだいぶ違うけれど…。

キリがお寺のまわりにも。だいぶ冷え込んできました。

背景が幻想的です。


日が差すと紅葉が進むイチョウのグラデーションがより映えます。


 
 
 

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