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  • 執筆者の写真新住職

高田専修寺にお参りしてきました(ちょっと前のことですが)

浄土真宗のご本山って、私たちが大切なご縁とさせていただいている本願寺(西本願寺)だけではない!ってご存じでしょうか。

有名なところでは、お東さん(真宗大谷派:東本願寺:真宗本廟)や、本願寺の正面左前にある興正寺さんなども、浄土真宗の大切なご本山。浄土真宗には、歴史的な経緯や指導的立場の系譜から十派(真宗十派)あり、実はそれぞれに協力し、助け合いながら、親鸞聖人の教えを伝え広げていこうとしています。私たちは浄土真宗本願寺派(お西さん)に所属する門信徒・僧侶ですが、わたしも京都にいくときには、西本願寺だけでなく、東本願寺や興正寺にも必ずお参りして、それぞれの阿弥陀さまと親鸞聖人にご挨拶させていただいています。


東本願寺(お東さん)前の標語プレート。今の携帯の壁紙です。(5月参拝時に撮影)


さて、その十派はご本山が必ずしも京都にあるわけではありません。

きょうご紹介するのは、真宗高田派ご本山の専修寺。

なんと、三重県津市にあります。

真宗高田派は、親鸞聖人の直門弟である真仏さま、そして顕智さまが率いる門信徒集団である下野国の高田門徒の流れを汲む一派で、今は三重県津市にご本山があります。親鸞聖人の御真筆の書物もたくさん所蔵しています。ちなみに、浄土真宗本願寺派(お西)と真宗大谷派(東本願寺:お東)は親鸞聖人の血を引く子孫の方が代々の御門主となって流れを作っているものです。


6月に三重県と岐阜県に用務で出かけることがあり、お寺の関係ではなかったのですが、用務でご一緒の方と高田専修寺にお参りさせていただきました。


阿弥陀さまがいらっしゃる如来堂(国宝)

親鸞さまがいらっしゃる御影堂(国宝)


山口県に住む新住職にとって三重県津市に訪れることは大変貴重なご縁。しかも専修寺にお参りできるなんて二度とないかもしれないご縁。大きなお堂を見たときには、感動しました。新住職は、お昼のご法話もお聴聞させていただきました。幸せな時間でした。


如来堂の阿弥陀さま。

御影堂の親鸞さま。


用務でご一緒させていただいた方は、お参りしたあとで、「懐かしいなぁここ」と。

????どういうこと???


聞けば、その方は大学の学部時代に三重大学で学ばれたらしく、三重大のゼミでは、なんとこの専修寺のお堂で寝泊まりの合宿をしていたとのこと!しかもみんなで酔いつぶれて!笑

本願寺派の僧侶である新住職には、とてもびっくり。もし自分が酔いつぶれて京都の西本願寺の親鸞聖人の前で寝たら……(これはこれで幸せかも知れないが)。


それが専修寺の特徴かもしれません。

専修寺は、もともとご門徒が守ってきた教団で、このお寺の周りにはご門徒が集まって形成した「寺内町」に分類される自治的・防御的集落が広がっています。

中世の混乱期に、お寺とともに自分たちの生活を守ってきた町で、今でも周囲には堀が巡らされたものが残っていて(だいぶ昔よりは小さくなっていますが)、お寺と門信徒が、ともに信仰をよりどころにして生活してきたことがうかがえます。ご本山に学生が泊まる…というのも、そうした、「ともに過ごす」という寛容な風土があってこそのことかも知れません。


お寺の中に町が広がる「寺内町」。専修寺ならではの雰囲気です。

中世の混乱期に成立したこともあり、町全体が堀で守られています。

かつては多くの方がお参りされ宿場町として栄えていました。


高田派に属するお寺は600寺あまりだそうで、規模だけでいうと、浄土真宗本願寺派なら山口教区(山口県にあるお寺)くらい。これだけ立派なお寺を守っていくのは、とても大変なことだと思いますが、町もお寺さんも、ご門徒さんも、みんなが力を出し合って、親鸞聖人のみ教えをご縁として支え合おうとする雰囲気がとてもつよく伝わり、浄土真宗の「御同朋御同行」の原点が見えた気がしました。


また、お参りしたいなぁ・・・。

たいへんお世話になりました。

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